2004.11.17

映像を買い付けるって?

映画、映像を買うっていったいどういうことなんだろう。ふと思うと不思議。
確かにお金を払って35ミリのフィルムや、別の形態の原版を手に入れるわけなんだけど。じゃあそういう素材が手に入れば上映したり、販売したりしていいのかっていうとそうでもないらしい。しばらくシンプルにそう考えていたのですが。あんまり深く考えたことないんですが、多分興行権、頒布権、放映権などなどの日本国内に限定するのかしないのかはおいといて、そういう権利を取得するってことなんでしょう。それを行使するためには素材がないとできないので、たまたま目に見えるフィルムや原版を手に入れるためにお金を払っているようにかつて思っていました。
確かにおんなじフィルムでも10億円を軽く超えるものもあればするものもあれば100万円くらいで手に入るものもあるし(それくらい安いと映画というジャンルではないかも)、フィルムの値段ではないということがわかりました。どえらいヒットする可能性のあるものはどえらいリスクを負っても買いたいわけで。

最近の韓国映画の高騰ぶりはすさまじいですね。やっぱりクォリティも高いし、面白いし、人気があるしとなれば競りも盛り上がるという。そこで博打をはるのか、はらないのか。いやはれるのか、はれないのかということになり・・・。買える根拠が多ければ多いほどいいのですが、でも根拠をどこに見出すかが問題だったりするかもしれないとも個人的に思う時もあります。プロデューサー、監督、役者、脚本、撮影、その時のブームなどなど、他多くの要素を検討しながら買い付けるのでしょうね。マーケットに行く人たちは皆映画のプロフェッショナル。情報と自らの感性、記憶・・・ありとあらゆるものを総動員しながら皆で競り合うのですから、譲れないときは譲れないということにもなるのでしょう。
でも映画は水モノ。なかなかムズカシイ。それに手に入れたはいいけど宣伝展開によってはいいものも伝えられないとかあるでしょうし・・・。
しかも同じ作品で2回チャレンジ出来ないということは、前例を踏襲できないということ、これまた何を根拠に宣伝していいのかムズカイ・・・ああ、なにか悩める状況が延々続くという感じなのでしょうか。

そんな中で、たとえば「大統領の理髪師」が東京国際映画祭で観客賞を受賞したというのは何よりウレシイです。これは皆さんに見ていただいた結果、面白いと思っていただいた方が一番多かったということですので。いいと思っていても本当はわからないもの、それが受け入れてもらっているというのは、何かありがたい手応えを感じさせてもらったという、配給会社のメンバー感謝の気持ちが湧き出る次第です。

[アルバトロス・フィルム] | 固定リンク

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