2005.03.14
郵便配達人の恐怖を出すには?
先日のブログで9月リリース作品のタイトルがやっと決まったのはお伝えしたが、タイトルが決まったと思ったら、今度はすぐにビジュアルの作成。
既にデザイナーにこちらのコンセプト、意向などは伝えてあり、先週の金曜日に第一弾のラフが到着。
「郵便処刑執行人」。基本的なコンセプトは、郵便配達人がドアから現れ、その配達人は実は殺人鬼だった!というような日常に突然訪れる恐怖を醸し出したい、というものである。
であるので、郵便配達人と住人がドアをはさんでいる場面をジャケットにしたい。あとは、その場面をどのように加工すれば、その恐怖が出てくるか、というとこである。ジャケットにもドラマ性を持たせたいのだ。
デザイナーからは3案の提案があった。
1つめは郵便配達人がドアの前に後ろ姿で佇み、ドアは少し開いてて住人の顔が見える。そして住人に見えないように、配達人は血のついたナイフを隠し持っている。停めているバイクの荷物からは死体がちらり。
2つめは、郵便配達人がドアの隙間から顔を出し、血のついた手紙を差し出しているもの。もう片方の手にはナイフが。配達人の顔はかなりアップになっている。
3つめは、郵便配達人がさらに家に入り込み、ドアをしめようとする住人もなんのその。既に半身を家に押し入れ、ナイフを振りかぶってまさに処刑をしようという瞬間。
というように、郵便配達人が、家に入る前、ちょっと入った瞬間、押し入って処刑しようとする瞬間の3パターンだ。
1つめの案はは思わせぶりなサスペンスチックだが、その分ちょっと大人しくなってしまう。
2つめは配達人がアップすぎて、住人の恐怖がいまいち醸し出せない。
どれもなかなかの恐怖だが、「郵便処刑執行人」というタイトルとの連動もあり、3つめの案を採用。何が怖いって、やっぱり処刑されることが一番怖いし、その分一番インパクトもあるでしょう。
あとはこのラフを加工してさらにインパクトのあるもの、そしてアルバトロス・コアらしさを出さなければ。
今週半ばのデザイナーとの打ち合わせでどこまで作り込めるでしょうか。
この経過はまたお伝えします。
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