2005.06.15

ミヒャエル・ゾーヴァ展覧会

「アメリ」でもおなじみのミヒャエル・ゾーヴァ氏の展覧会が京都伊勢丹で開催されており、出張の際にお邪魔してきました。

私とゾーヴァ氏の絵との出会いは「アメリ」でした。病気の犬の絵や、豚のランプなど、映画用にしつらえたと思えぬ存在感に圧倒され、一方的な一目ぼれ。そして今回、やっと日本での個展が開催され、原画を観れることとなったのです。集まったゾーヴァ氏の絵は約130点ほどあり、ボリュームたっぷり。ゾーヴァ氏が手掛けた絵本の挿絵や本の表紙なども展示されていて、ファンにとっては原画に触れるまたとないチャンスですよね!次から次へと展示されているゾーヴァ氏の絵は、乙女心をくすぐるものから、ちょっとビターなものまで、幅広くて、飽きることなく眺めていられます。

今回、実は私が密かに心待ちにしていたのは「アメリ」で出てくる”豚のランプ”の実物を見ることでした♪(下に写真載せてます)。映画用に作られた特別なもので、現在はジュネ監督の私物とか。本物のランプが見れるだけでも、私にとっては感涙もの。誰か商品化してくれないかなあ・・・。とにかく冷静を保つのも危うい状況でしたが、人目もあるゆえ、なんとかギリギリでとどめました。この個展、現在のところ京都のJR伊勢丹店だけの予定だそうです。全国主要都市でぜひ開催して頂きたい!と思ってしまいました。

世知辛い世界で、ほんのひととき、摩訶不思議な童話の世界へ誘われた午後でした。

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売ってるなら絶対欲しい!これが豚のランプです。

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ご存知、アメリの部屋に飾ってあるふたつの絵が、ゾーヴァ氏が映画のために描いたものです。アメリを思って会話する二匹の優しさに涙しました・・・。

[アルバトロス・フィルム] | 固定リンク

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■ミヒャエル・ゾーヴァ展/美術館「えき」KYOTO-ISETAN/2005年6月8日~7月3日 絵本作家として有名なゾーヴァの展覧会。 「小さな小さな王様」しか読んだことがないけれど、 映画「アメリ」の美術を担当された方だし、 アメリの小道具も展示されているようなのですご...... 続きを読む

受信: Jun 24, 2005, 12:20:25 AM