2006.08.29

照屋勇賢×パトリス・ルコント 奇跡のコラボ企画

「髪結いの亭主」「仕立て屋の恋」などのフランスの巨匠「パトリス・ルコント」の最新作「DOGORA」が8月26日~恵比寿ガーデンプレイス内、東京都写真美術館にて上映が始まりました!

_007この映画と世界が注目する若手現代アート作家「照屋勇賢」氏の奇跡のコラボ企画が実現し、作品がホールに現在展示されています!(入場料:無料!)

照屋氏といえば、横浜トリエンナーレやニューヨークのPS1で出展された「警告の森」シリーズの紙袋の中に木を再生するという、シンプルで美しくメッセージ性の強い作品が有名ですが、今回は映画からインスパイアされたイメージを見事に作品化してくれています!

映画と現代アート作家がコラボする企画は、映画界においても非常に珍しいのではないかと思いますので、是非、この機会にご覧ください!

照屋氏からは映画と作品についてのコメントも寄せてもらっています。素晴らしいコメントなので、是非ご一読ください!(映画をご覧になってからお読み戴くとより一層、心に響きます・・・。)

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たとえば映画は終わり、光と音は闇に消えていく。あの瞬間瞬間の世界は目の前にはない。

それでも、あの表情が導いた、<存在する>力強さと<人の持つ時間の>深さの手応えは、今でも、足下に存在していると感じさせる。

たとえば木の記憶は、一枚の紙に変わってしまったように見える。

それでも紙の張りと、紙の柔らかさは、木の生命力そのものを感じさせる。

人の呼吸と自然の息吹は同じリズム。

見つめる瞳の数、地平線が生まれ、芽がでる。

映画が終わり,身に感じる手応えは、彼等の時間と空間が、ここから足下でつながっていること。足下で、何なのかを探したくなる希望。

照屋勇賢

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