2006.12.18

末広亭

先週土曜日、新宿末広亭へ行ってきました。私は初めての体験。開演途中より入場しましたが、いつ入ろうが出ようが自由。この気楽さもいいなあ。

東京ボーイズ(皆さん、ご存知でした?私は知らなかった。東京ボーイズさん、すみません)のほんわかのんびりな芸がおかしくて、思わず大笑い。

昼の部、最後は桂 平治(この方も知りませんでした。というか落語なるものの情報を得ようというしてない私にはほとんど知らない方たちばかり)。やはり昼の部最後を飾る方ですので、客はぐいぐいと惹きつけられ、笑うところで笑ってしまう。さすがです。

ところで桂平治さんが話してて、へええっと思った情報。真打とは、昔ろうそくの光の下で寄席をして、最後を飾る出演者が、ろうそくの真(芯)を消すことから、最も技量の優れた人を真打と言うようになったとのこと。なるほどねー。その2、真打と同じような言葉で「とり」というのがありますが。これは最後の人が人気があるから一番お金を取る。そこから人気者、真打を「とり」と言った。でもこれは芸人の内輪の用語で、いうなれば社内業界用語で、それ以外の世界の人が本来使う言葉ではなかったと。たとえばと、大晦日、紅白歌合戦で、さあ今年のおおとりは、ってよく言いますが、こりゃいうならばお金をいっぱい取る大泥棒と業界内の人が言ってるようなものと。ほおお。その3、お店の入り口によく見かける塩の山。牛というのはとても塩が好物という話から始まった。昔、源氏物語の時代か源氏物語だったか、それとも私の勘違いかもしれませんが、牛に乗って愛人の許へ向かう男性に来てもらうために、家の前に塩を置いて牛を引きつけたことから、お客を呼ぶものとして置かれるようになったとのこと。これまたへええっと。

それにしても、久々に素直に笑いました。男女、若い人も楽しんでましたね。笑うところに笑いに来てるから、別にハスに構える必要もなし。

短い時間でしたがすごーく楽しかった。知らない世界はまずは飛び込んでみるのがいいのでしょう。末広亭癖になりそう。また行ってみよー。

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