2007.02.05
こだわりの数々
先日新宿のコンラン・ショップなる所へ行ってまいりました。イギリスではSirの称号を持つテレンス・コンランによるセレクト・アイテムやコンラン自身がデザインを手掛けたオリジナル・アイテムが並ぶショップさん。そりゃーもう色々ありました。アクセサリー、食器類、インテリアの数々。そして飛騨産業という会社のインテリアもありましたね。ここは杉材を圧縮して作った家具類がメイン。いいと思ったものを選ぶ、作るということに対するこだわりをひしひしと。
こだわる、いえば「鉄コン筋クリート」はその典型か。原作がまず面白いということがありますが、映画そのものもすごい。監督とプロデューサーの原作に対する思いに、製作スタッフの技術とアイデアが合体した奇跡的な作品じゃないかと思ってしまった。それにしてもアニメであの空間感の表現は感動しました。アルバトロスのビジュアルに、できれば少しでも生かしたいと思う。映画のポスターやパッケージのジャケットでのコラージュというのはいつものパターンですが、2次元平面に遠近法だけじゃなくて、近いもの遠いものとの間にある空気そのものを表現することはムズカシイ。こりゃデザイナーと相当煮詰めないと。
ところで、アルバトロスがこだわった映画が「善き人のためのソナタ」。東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)が国民に対し、いかに徹底的に諜報していたのか・・・。全ての人が疑心暗鬼に陥り抑圧されていた国で、最も冷酷な機関に最も忠実な人間が変化していく。どのように?アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。2月10日(土)シネマライズ公開を皮切りに全国ロードショーが開始。アルバトロスこだわりの一本、ぜひご覧ください!
[アルバトロス・フィルム] | 固定リンク