2007.04.10
さすがアメリカ!夢の国はどこまでもリベラル
4月5日に、アメリカのディズニーランドで開催する結婚式「フェアリーテイル・ウェディング」の規則を緩和するというのをディズニーの広報が発表したという話をご存知ですか?緩和の対象がこれまたスゴイんです。
同性愛カップルからの受け付けも開始したそうで。従来法的に認められていない同性カップル(施設のあるフロリダ州とカリフォルニア州では現在のところ法的に承認してません)はディズニーでも挙式ができなかったんですって。
ほーん。商業施設でおとぎの国なんだから、そんなんどうだっていいジャン!イベント!と思いそうなものですが、真剣に挙式として法的な意味合いを求めている方々は大勢いるんですね。
チャペルでの結婚式には本物の牧師さんがいて、立ち会うからってことなんでしょう。まぁ、日本人の場合「誓う」というか親族&友人に報告をして認めてもらうという意味合いが強い挙式と思うんです。だってキリスト教徒じゃないのに「牧師を前に誰に何を誓うんじゃ?」ですからね。そもそもオカシイ。そういう意識があるから皆さんの前で正式発表すれば十分なのでは、という意味で前述のどうだっていいジャン、発言なのですが・・・・。スイマセン。
そもそも牧師になるには資格取得が必要なんです。勝手にディズニーランドではミッキーに誓うのかな?と妄想してしまいましたが、ミッキーが勉強して牧師になってるわけもなく。正式な結婚式ってことならミッキーがどんなに可愛い牧師の衣装着てもダメでしょうね(見てみたい)。だいたい人間じゃなくてネズミだからダメでしょーがっ!
そういえば、アメリカでは通信教育で牧師の資格もとれるらしいです(マジで)。「フレンズ」のジョーイがそう言っていたし。ジョーイは撮影後のとんでもない兵隊の衣装のままでモニカとチャンドラーを結んでましたよね。
ジョーイが撮影で遅れて牧師が見つからず、レイチェルがそこいらでウロウロしてたギリシャ正教の牧師を捕まえて頼み込むってのもムチャクチャな話ですが、日本の非キリスト教徒の挙式はこれに近からずとも遠からずでしょう。世間様に認めてもらえば、誓う相手が誰であれ・・・日本的ご都合主義なんでしょうか?私はいいと思いますが。
雑談ですが、日本では何かとユニバーサル・スタジオばかりが脚光を浴びてますよね。しかしアメリカにはワーナー・ブラザーズ・スタジオだってあります。かく言う私も大分前ですが、「ハリポタ」の組み分け帽子をそこで被りました。大はしゃぎ!どこに組み分けられたかは秘密。フレンズのカフェのセットも見ましたし、唯一の悔いは「ER」の緑色の手術着を後でお土産に買おうと思ってスッカリ忘れたことですかね。面白いですよ、オススメ!パラマウント・スタジオのツアーにはまだ行っていないのでここも興味あるなー。
脱線してしまいましたが、今までは同性カップルはコッソリというか隠れてというか、なんとなくというか日陰扱いでの挙式だったのが、企業として方針転換をドドーン!と正式に打ち出したのです。一部宗教団体は「伝統的な家族の価値観を踏みにじっている」と抗議を受けていたようですが。やるな、ディズニー!(どの目線で物言ってるんだ!)こういうことを大々的に会社として方針を打ち出すことこそ、現在のアメリカ文化を象徴しているような気がします。
で!「ディズニーマニア」を見て、更にその高い技術に裏打ちされたアイデア溢れる夢の国の舞台裏も一(いち)ファンとして満喫してもらえたらなー、と思います。7巻ありますからね。見ごたえありますよ。(結局自社作品の紹介に着地!)